【作家インタビュー】vol.12 刺しゅう作家 maki maki 菅野絵里香さん

【作家インタビュー】vol.12 刺しゅう作家 maki maki 菅野絵里香さん
【作家インタビュー】vol.12 刺しゅう作家 maki maki 菅野絵里香さん

作家インタビュー vol.122021.04.15

刺しゅう作家 maki maki 菅野絵里香さん

CRAFTINGをご覧いただいている皆様、こんにちは。

今週は、CRAFTINGで「リボンと刺しゅう糸で繊細に描く花刺繍」の
レッスンをデザインしてくださったmaki maki 菅野絵里香さん、最後のインタビューです。

刺しゅうアイテムの収納に関するこだわりから、
今回はお伺いします。

「仕事終わりにどこか1つでも片付ける」を習慣に

「収納ボックスは半透明で
部屋に圧迫感の無いデザインで統一しています。

引き出し毎に赤系、青系など色別して、
刺しゅう糸はそれぞれチャック付きの袋に収納しています。

半端の糸も無くさずに済むので、
昔からずっとこの収納方法です。

リボン刺繍は浅めの引き出しに。

こちらは在庫用と使用中の物とで
ざっくり分け、収納しています。

他の引き出しには文具や、布のハギレなどが入ってます」

刺しゅうアイテムを心地よく整理されている
maki makiさんですが、収納で心掛けていることもお伺いしました。

「収納や片付けは得意では無いのですが、
昔、本で読んだ『仕事終わりにどこか1つでも片付ける』を
習慣づけるようにしています」

▲刺しゅう糸などよく使う資材の収納棚。壁には大好きな島の思い出を飾って

▲取り出しやすいように引き出し毎に、刺しゅう糸が色別されている

▲透明の袋に小分けして、大切に整理されている刺しゅう糸たち

CRAFTINGですてきな作品レッスンをご紹介いただきました。
どのような方に身に着けていただきたいとイメージされていらっしゃったのでしょうか?

好きな物を作る楽しみ、普段の暮らしに“ワクワク”を

「落ち着いた色味なので、季節問わず使ってもらえるような
デザインにしたので、幅広く多くの女性に身に着けて頂きたいです。

そして、コロナ禍で気分が落ち込みがちではありますが、
好きな物を作る楽しみ、普段の暮らしに“ワクワク”を
是非このキットで体験していただけたら。

普段ブローチなどを付けない方には、
鞄の中の収納やアクセサリーや
貴重品などの収納に一つは持っていたい
便利な小さな巾着やポーチがお勧めです」

▲可憐でアンティークな色合いのリボン刺しゅうが施されたバレッタ

最後に、今回のレッスンを受講される方へのメッセージをお願いしました。

このリボン刺繍キットが小さな踏み台になりますように

「レッスンを受講して頂き本当に有難うございます。

リボン刺繍は通常の刺しゅうに比べるとまだまだ知られておらず、
手芸屋さんにも材料が置いていない所が本当に多いです。

なので、刺しゅうより気軽に始められるかと言うと
正直そうではなく、小さな踏み台がいる感じでしょうか。

このリボン刺繍キットが、その手助けになりますように。

初心者の方は資材を集めるだけでも苦労だと思いますが、
面倒なく全てセットになっていて、すぐに始められるのが魅力のひとつです。

何を始めるにもはじめの一歩ってとても重いし、勇気もいりますが
このキットでそんな方の背中を少し、ポンと軽く押せたらという
願いを込めて作らせて頂きました。

是非この機会にリボン刺繍を楽しみ、“ワクワク”を体感してみて下さい」

▲「リボンと刺しゅう糸で繊細に描く花刺繍」レッスン作品

▲制作に必要な材料と刺しゅう針、リボン刺しゅう針、手芸用複写紙、図案印刷済みトレーシングペーパーなどの用具がセットされている

◆作家プロフィール maki maki 菅野絵里香さん

大阪芸術大学を卒業後、2014年から刺繍制作をはじめる。

刺しゅう糸1本どりや2本どりの繊細なラインで描き
リボン刺しゅうを組み合わせて甘すぎない華やかさを
アクセントにした花や植物、動物たちの刺繍小物に定評がある。

各地の企画展に出展販売を行う傍ら、個展も開催。

『#今身につけたいハンドメイドアクセサリー150』
(小社刊)に作品を掲載。

写真:maki maki 菅野絵里香さん


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