撮影日記。
5月のよく晴れた日―。
青木和子さんのご自宅兼アトリエにお邪魔させていただきました。
【お庭】
よく手入れされたお庭に、青々とした葉っぱが生き生きとのびて、紫・ピンク・白などの花々が咲いています。薔薇も美しく咲いていて、原種に近いものから、大ぶりの花を実らせる華やかな品種まで様々です。
お庭全体がデザインされていて、背の高い木から地面に近い草花まで種類豊富で、どこを眺めても目を楽しませてくれます。
池では小さなメダカたちが泳ぎ、生き物の息吹が感じられます。蜂や蝶々も楽しそうに飛び交います。
撮影の日は、かわいらしいモンシロチョウに出会えました。
【スケッチと刺しゅう】
青木和子さんは、ふだんから植物などをスケッチしています。
スケッチしながら植物と対話して、構造や色合いなど、細かく深いところまで観察します。
そして体の中の引き出しに入れておくそうです。
刺しゅうのデザインを考えるとき、その引き出しから植物が現れてきて、作品へと昇華されます。
日々の暮らしとお庭と刺しゅうが、ひとつながりにまわりまわって、素敵な作品を生み出しているのですね。
陽が差し込むアトリエで、刺しゅうのひと時。
【フィーカの時間】
刺しゅうの合間にはFika(フィーカ)の時間。
「Fika」はスウェーデン語で、甘いものを食べながらコーヒーを飲む習慣のことをいいます。
青木和子さんお手製のケーキで、素敵なおもてなしをいただきました。
生レモンの果肉が入っていて、香り豊か。しっとりしていて、とてもおいしかったです。
【スペシャルキット(全6作品)】
今回のスペシャルキットは、そんな暮らしの中から生まれた6作品です。
季節の草花、お庭と縁の深い蝶々、ほっとひと息つくFika(フィーカ)の時間、秋の森など、とっておきの刺しゅうキットを是非お楽しみください。
【オフショット】
アトリエでの撮影風景。スケッチの様子。
撮影を見守ってくれた愛猫のポール君。