


日本におけるカリグラフィーの第一人者として活躍されている、
小田原真喜子先生のストロークを完全収録。
分かりやすいテキストと動画で、誰でもすぐに上達できます。
ペンの持ち方からペン運びはもちろん、花や模様の装飾や、
レイアウトのコツなども解説。
文字やデザインの異なる3コースで、気軽にカリグラフィーを楽しめます。
監修講師の紹介


小田原真喜子
女子美術大学卒業。ニューヨーク在住時にカリグラフィーと出合い、
コミュニティーカレッジにて学ぶ。帰国後、カリグラフィーの普及と後進の育成に力を注ぐ。
1990年/宮内庁・外務省からの要請で天皇陛下の「即位の礼」「正殿の儀」および
「饗宴の儀」における出席者の席札を作成。
2000年/ミキモト銀座本店にて初めての個展 「小田原真喜子・カリグラフィー作品展」を開催。
この時のカタログが「印刷出版研究所賞」を受賞
2001年/MAKIKOオフィスを立ち上げ、オリジナルデザインの商品開発や講師育成の活動に携わる。
現在も日本におけるカリグラフィーの第一人者として活躍中。
(株)ウェッジウッドのデザイン制作や銀座ミキモトのリニューアルに伴う海外招待状の宛名制作など
幅広く活躍。著書は「はじめてのカリグラフィーLesson」(日本ヴォーグ社)や「カリグラフィー本格入門独習ブック (改訂版)」(日本ヴォーグ社)など多数

カリグラフィーとは
ギリシャ語のカリグラフィアという言葉に由来し、
文字を美しく見せるための手法を意味していると言われているカリグラフィー。
西洋書道とも呼ばれます。
ペン一つで様々な書体や装飾を書くカリグラフィーは、
手書きならではの美しさと温かさがあります。
古くからヨーロッパで育まれてたカリグラフィーは、
本来は専用のペンを使って文字を書きますが、
このコースではカリグラフィー専用マーカーを使い、
初心者の方でも安心して始められます。
カリグラフィーの魅力
メールやチャットで季節の挨拶やお誕生日のお祝いメッセージを送ることが多くなった現代ですが、一筆一筆丁寧に描かれたカリグラフィーは美しいだけでなく、
そこに描いた人の気持ちがこもって温かな印象を与えてくれます。

トートバッグ
マーカーなら布にも直接描けるので、オリジナルのトートバッグやエコバッグも作れます。

出産のお祝い
赤ちゃんが生まれたら、おめでとうのカードを送りたくなりますよね。気持ちを込めて描いたカードは送った人も受け取った人も素敵な思い出になります。

クリスマスカード
キャンドルやクリスマスツリーのイラストでクリスマスの雰囲気を演出すると楽しいですね。

結婚式のウェルカムボード
特別な一日のために、手書きのウェルカムボードや席札を作るのも良いですね。丁寧に準備することで式を美しく演出します。
カリグラフィーの基本を自宅で手軽に始められます!

初めての方でもこの「小田原真喜子監修 カリグラフィー」講座は、
気軽に楽しくカリグラフィーを始めることができます。

ストローク(ペン運び)が
動画でみれる
レッスン動画では、小田原真喜子先生のストロークを収録。動画で見るから、ペンの持ち方やストロークがわかりやすい!


テキストとガイドシートで
何度でも練習できる
実物大の作品、ストローク見本が掲載されたテキストは、上からなぞることもできて、正しい書き方が身に付きます


わからないことは講師へ質問
分からない箇所は、LINEで講師がお答えします。困ったときは気軽に質問してみましょう。

講座ラインナップ
カードコース



6種類のカリグラフィーカードがつくれるコースです。
人気の「Happy Birthday」「Thank you」「Congratulations」の3つの言葉を、イタリック体とアンシャル体の2種類の書体で書きます。
花などの模様や、レイアウトのコツなどの情報も盛り込まれています。
カラフルなマーカーを使って、美しいカリグラフィーカードを作りましょう。
雑貨コース



カードフレーム、コースター、ポーチがつくれるコースです。
花などの模様に加えて、イニシャルなど、好みの二文字を使ってつくるモノグラムデザインの作り方なども学べます。
アイテムに合わせて、イタリック体とアンシャル体の2種類の書体を使います。
基礎コース



イタリック体とアンシャル体の2種類の書体を基礎から学べます。
それぞれの書体の基本的な決まり事から、ペンの持ち方やポイントなども、詳しく解説。
アルファベット全文字のストローク見本に加え、見本作品の作り方、レイアウトの考え方、コントラストのつけ方など、
応用的なテクニックも詰まった内容充実のコースです。

小田原先生にインタビュー
カリグラフィーとの出合い
今から40年ほど前、駐在に伴いアメリカ・ニューヨーク滞在中、海外生活になじむために子供の通うクリスチャンスクールのボランティア活動に協力させていただいておりました。その中で、寄付を募った際のお礼状やイベントを開催するときにお送りするインビテーションカードを手書きで制作する機会があり、手書きとは思えない、すてきなカードに目が留まりました。文字は揃っていて、美しく印象的ですが、手書きならではの持ち味、風合いの良さがあり、それこそ一点ものというのでしょうか、とてもすてきで感動的でした。これがカリグラフィー(西洋書道)との出合いです。評判の良い先生をご紹介いただき、コミュニティ・カレッジで学ぶ機会を得ることが出来ました。日本のようにしっかりとしたお手本もなく、先生の書く手元を見て、唯一アルファベットA~Zのストロークが書かれた貴重なコピーを頼りに、練習をして作品制作をします。学びたい姿勢がなければ何も得られないことはとてもいい刺激になり、たくさんの書体を学ぶことが出来ました。
カリグラフィーの普及
私の日本でのカリグラフィー普及活動歴は、35年余りになります。帰国後、当時日本はカルチャースクールを通じて、教養と文化を学びたい方々が増えてきた時代でもあり、日本ヴォーグ社をはじめとして手工芸が盛んな時期でもありました。カリグラフィーも新しい分野として、いろいろなカルチャースクールでの講座も始まり、そのためのテキスト制作・練習用紙作成・専用机・また専用ペン・ホルダーの個人輸入からインクの選択・絵具・作品用紙など、いろいろな準備を整えてきました。徐々に日本のメーカーにもご協力を得られるようになり、代表的な用具として日本製カリグラフィーマーカーが誕生しました。
日本での普及に際しては、ワープロ全盛期のなか、カリグラフィーをカリフラワーと間違えられるような時代です、新しい世界を認知していただくのに大変な労力と時間を費やしました。カリグラフィーには歴史があり、その時代時代に生まれた書体があります。その西洋の文化をただ同じように学ぶだけではなく、日本の文化として、親しみやすく取り入れて、書くこと・制作することの楽しさも知っていただきたいと思いました。そのためのオリジナル模様など、書体も含めて、いろいろな形で古き良きところを応用し発展させてきました。たとえば、押し花やトールペイント、刺繍など他のクラフトにカリグラフィーを用いるときは、それぞれの世界にふさわしい書体を選んで組み合わせて書いてみました。また今ではすっかりと定着したウエディングボードや席札も、その制作にはカリグラフィーが欠かせないものとなっています。それは海外の真似と言われることではなく、昔のいいところを研究し、新しい知識を得て考案してきました。まさに温故知新(故きを温ねて新しきを知る)です。専用ペンを使っての模様の描き方、また平筆を使ってリボンやバラ、草花の描き方などを考案したり、絵具やカラーインクなどを用い、色を豊富に使うことで、作品に幅を広げていきました。
このようにたくさんの活動をしてきましたが、日本ヴォーグ社とのつながりでは、たくさんの出版を始め、協会の立ち上げ、公益財団法人への移行など、世間の方々にカリグラフィーという名称を知っていただく大きな発展となりました。
現代ではネットを通じてたくさんの情報が得られ、SNS時代となり、カリグラフィーの世界にも自由な発想が生まれ、身近に感じていただけるようになりました。誰でもが簡単に海外との交流を得ることが出来、用具も輸入ができるようにもなり便利になっています。
受講生の皆様に先生よりメッセージ
私のモットーはSide by Sideです。日本人の繊細な感性を大切に、西洋の先人たちが書かれてきた素晴らしい手書き文化を胸に、現代においてそれぞれの思いで創作できるものと思います。基本があり、その上で時代にあった素敵なフリーハンドスタイルを作り出すことが出来ます。今回はこの時代に合った動画として、手軽なマーカーを使用して基本書体の練習2書体にオリジナルデザインも加えたカード・雑貨もご紹介させていただいております。これからも皆様と力のある限り共に歩んでいきたいと思っております。是非、気軽に学んでいただき、生活の中に取り入れて楽しんでいただけましたら嬉しく思います。