「ゲージをとるのがイヤ」と言って、いきなり編み始める方もいらっしゃるようです。
かぎ針編みも同じですが、編み物ではこのゲージがとても重要です。
しかしせっかく始めにゲージを編んでも、途中で手加減が変わっては何の意味もありません。
ゲージはいつも手元に置いて確認をしながら編みましょう。
ゲージ
ゲージとは編み目の大きさのことです。
希望の寸法に編むには自分のゲージを知ることが必要です。
本番と同じ糸と針で編んでみて、横10cmで何目、縦10cmで何段と数えます。
ゲージをとる前にアイロンをかける
編み上げた作品は最後にアイロンをかけて仕上げますが、ゲージをとるときも同様にアイロンをかけ、編み上げた作品と同じ条件にしてゲージを測ると誤差も少なく、安心して編むことができます。
アイロンは、蒸気アイロンを使い、編み地に押しつけないように、軽くなでるようにかけ、編み目と形を整えます。
ゲージを測る
なるべく中央部分に定規をあて、10cmに何目何段あるのかを数えます。
少しずつ場所を変えて何回か測るとより正確になります。
編み目
編み目の1目、1段は図のようになります。
棒針で編めば必ずこのかたちになり、その半分を編むことはできません。
編み目の計算
10cmで14.5目、19段の場合
10cmで14.5目→1cmでは1.45目 = 10cmで19段→1cmでは1.9段
例/52cm×1.45=75.4…76目
27cm×1.9=51.3…52段
- 参考図書
- 『基礎シリーズ 新・棒針あみ改訂版』日本ヴォーグ社刊