CRAFTINGをご覧の皆様、こんにちは。
変わらず気温は高いままですが、夏のカウントダウンが始まる季節です。
涼を感じながらも楽しく秋支度。そんなハンドメイドレッスンが
レースの小物づくりではないでしょうか?
本日は「晩夏のレース小物」をテーマにご案内いたします。
ボビンレースの小さなアクセサリーレッスン
ボビンレースは、小さな糸巻き( ボビン) に持ち手がついた可愛いお道具を操りつくられます。「糸の宝石」と讃えられる
華麗なものから日常を彩る素朴なものまで、様々な種類が
ヨーロッパ各国で何世紀にも渡り受け継がれてきました。
今回は伝統の麻糸はもちろん、刺繍糸や絹糸を使用する
YUKI さんならではのスペシャルなアクセサリーづくりで、
ボビンレースの基本を体験していただけます。
デザイン・監修/“ITO-TOWA style” YUKI
本場ベルギーの技法をベースに、多彩な色づかいによるサンプラーや、
結わえて飾れるボビンレ ースの新しいかたち『KOYORiBBON®
( コヨリボン )』を考案するなどオリジナルのボビンレースの愉しみ方
『ITO-TOWA style』のプロジェクトを企画。中崎久美子先生に師事。
『妖精のレース』とも呼ばれる複雑華麗な『バンシュ・レース』の
製図法でアクセサリーをコンパクトにデザインし、レース専門誌
『KANT』や国内の手芸コンテスト(『贈る展』2017 年越前屋賞受賞)
にて発表。ワークショップを中心に活動中。ATELIER 24 PAIRS 主宰。
HP https://yuki24bobbinlace.com ブログ『お茶しながらボビンレース』
Instagram https://www.instagram.com/yuki_atelier24pairs/
河合真弓さんのアイリッシュ・クロッシェレース
細い糸で丹念に編まれた、繊細で優美なアイリッシュ・
クロッシェレースを手づくりしてみませんか?
草花のモチーフを立体に編むアイリッシュ・クロッシェレースは、
細い糸をレース針で編む繊細さが魅力です。花びらを重ねていく
バラや、パディングコードのモチーフなど、
さまざまなモチーフを学びます。
作家Profile:河合真弓
ヴォーグ学園編物指導者養成校卒業後、とびないえいこ主宰
「工房とびない」のアシスタントを経て独立。編み物スタイル
ブックをはじめ、手づくり雑誌、各糸メーカーにてさまざまな
作品を提案、発表する。著書に『編んでみたいな、アイリッシュ・
クロッシェレース』、『とじ・はぎなし かんたんかわいい
ベビーのニット』(日本ヴォーグ社)、『モチーフつなぎ50』
(主婦の友社)ほか多数。
カフスからインステップに続くおしゃれなレース模様の靴下を
おつくりいただくレッスンです。かぎ針で輪針に編みつける
作り目や輪針2本を使った編み方、 簡単に編めてはき心地のいい
フラットヒール(かかと)の編み方など、手編みがもっと楽しくなる
テクニックが詰まったレッスンです。 動画では林ことみさん
本人が2本の輪針の使い方から編み方まで、解説してくださいました。
イラリア製の毛糸 ZARA(ザラ)は、繊維が細いエクストラファイン
メリノウールを使っているので肌触りがなめらかです。糸の形状が
特徴的です。双糸(2本撚り)を5本撚りのため、糸にふくらみが
生まれ弾力のある質感になり、編み上がりが優しい風合いで保温性も
抜群です。
デザイン:林 ことみ
子どもの頃から編み物に親しみ、学生時代にはソーイングを独習。
出産をきっかけに子ども服のデザインをはじめ、ハンドクラフト本
の編集長を経て現在に至る。さまざまな手芸、技法、編み地などを
日本の編み物ファンに紹介し続けている。著書に『もっと知りたい
アフガン編み』(日本ヴォーグ社刊)、『林ことみのこれであなた
もSock Knitter』(日本ヴォーグ社刊)
ポーセラーツ&キルンアートレッスンを最後にご案内いたします。
レース小物というカテゴリーではないかもしれないのですが、
食欲の秋にもお楽しみいただけるワインカップに優雅な
レース模様の転写紙を施す美しいレッスンです。
曲面のあるワイングラスにレースの転写紙をベタ貼りしていく方法が
学べます。 カップの部分とプレートの部分に柄を綺麗に合わせながら、
転写紙を継ぎ足しせずに、1枚の状態でベタ貼りを
していきます。 転写紙を無駄なく使え、それでいてどこから見ても
柄が合っている、美しいワイングラスを作っていきましょう。
秋にむけて食の彩りが豊かになる時期にぴったりのレッスンです。
講師Profile:杉本智子
ポーセラーツ、キャンドル、クレイ、クチュールデコラシオンの
お教室「La Briller(ラ、ブリエ)」を主宰 ポーセラーツでは転写紙の
ベタ貼りを得意とし平面だけでなく、曲面、球面など様々な形状の
ものに美しく柄をつなぎながら貼っていくテクニックに定評がある。
インテリアにあった作品作りを心がけ、楽しいレッスンを日々
行っています。
去り行く夏と迎える秋。両方が楽しめるこの季節は
切なくもありますが、贅沢なひとときなのかもしれません。
この季節の移ろいを愛でながら、今週もどうかハンドメイドと
ともに健やかなお時間をお過ごしください。