季節のおすすめレッスン『陽だまりの手織り』

季節のおすすめレッスン『陽だまりの手織り』

皆様、今、何の手づくりを楽しんでいらっしゃいますか?

秋から初冬へ。一日一日、季節が移り行き、朝晩寒くなってきました。
窓から入る陽射しも少しずつ白くなり、冬の訪れを感じさせてくれます。

 



暖房をつけるほど寒くはないけれど、少しのあたたかさは恋しい季節。
お部屋のなかで光が集まる場所を見つけるとほっと一息。
お茶を飲んだり、手づくりを楽しんだり、憩いの時間になりますね。

陽だまりの窓辺で手織りの時間を楽しんでみませんか?

 

時間を紡いでいくかのように、糸を渡すひとときは
気持ちが自然に落ち着き、癒されていきます。
その体験、その時間そのものをお楽しみいただけたら。


今回のCRAFTINGマガジンでは手織りのレッスンをご案内いたします。

 

伝統のモチーフと配色で楽しむ
はじめてのキリム織りレッスン

中央アジアから西アジア、北アフリカにかけての広い地域に住む
遊牧民の生活から生まれた、とても歴史の古い平織りの織り物、キリム。

遊牧民たちが、身近なウールを使って色やデザインなどを工夫しながら
織り上げたキリムは、名もなき遊牧民のオリジナリティーあふれる
世界にただ一つの芸術作品としてアパレルやインテリアブランドでも
注目を集めています。

遊牧民の織り手である女性たちが生活に彩りを加えたい、豊かに暮らしたいと
という思いをキリムに託していたといわれています。

手織りは手の加減がそのまま作品に現れますが、
キリムの織り手の人々も遊牧生活の空き時間に制作していたため、
気持ちの変化がそのまま柄に出て、左右対称でなくなったり模様が変化したり…
ということもしばしばあったとされています。

このおおらかさを個性や味ととらえることのできるところも
手織りの魅力ですね。はじめての方も少しずつコツコツ、その日の気分で…。
窓から入ってくる陽射しが時間とともに、織り重なる作品づくりを
お楽しみいただけます。
糸はトルコの草木染めの糸を見本にして染めたオリジナルです。
キリムを織る道具は木枠とくしのみ。織りの技法を動画で詳しくご覧いただけます。
わからなくなったら、LINEサービスを使ってご質問ください。
専門スタッフが丁寧に完成までサポートさせていただきます。
 

 

作家プロフィール:Koyun 由紀子
1996年トルコに渡航、現地でキリム織りを習得し、1998年キリム教室をスタートする。
現在、キリム手織工房koyun主宰。
グァテマラのマヤ織りやアンデスの染織など、古代から伝わる染織技法の研究・伝承も行っている。
著書に『はじめての、小さなキリムと小物たち』(日本文芸社)がある。
[ Instagram ] https://www.instagram.com/kilimkoyun/
[ HP ] https://kilimkoyun.thebase.in/

 

 

用具もお求めいただけます。

 

 

ichi.coさんとはじめるインテリア手織り 
モコモコのティーマット&ノッティング ギャッベ風ラグ

 

もこもことしたティーマットやラグ。
寒い時期に手や足元をほっこり癒してくれるインテリアアイテムを
手織りで作ってみませんか?
卓上手織り機も別売でお求めいただけます。

モロッコ風の模様もとても愛らしいノッティングのギャッベ風ラグは、初心者さんにおすすめの作品です。
1つ技法をマスターすると、あとは楽しく織り進めるだけ。
模様が少しずつ出てくるのが楽しいと受講生の皆様にご好評いただいています。


モコモコのティーマットもお好きなお茶といっしょに。
日常にステキな彩りを加えてくれる作品です。

あたたかな手織りの世界をこのレッスンを通じてぜひお楽しみください。

作家プロフィール:ichi.co
2006年から刺繍を施した布小物作家の活動を経て、現在は織物作家に。
スコットランドチェックに魅せられ上質なスコットランドウールや、
カシミヤを使い心を込めてワンランクアップするような手織りを制作。
2019年5月、アトリエ兼教室「ichi.co works」を開設し、
多種多様な織機を駆使し、オリジナルキットでの教室を展開。
著者本に「木枠の織り機で手織りこもの」(誠文堂新光社)がある。
[ HP ] https://www.ichico.work/

 

卓上手織り機も一緒にお求めいただけます。

 ichi.coさんの 平織り タータンチェックマフラー

マフラーは寒い時期、いくつあっても楽しいですが
今年は手織りで。お試しになりませんか?

色は3色。黄支子色(きくちなしいろ)、
浅緋色(あさあけいろ)、樺茶色(かばちゃいろ)と
日本の色・和色のチャーミングなお名前がつけられています。

黄支子色(きくちなしいろ)は、クチナシで染めた赤みがかった濃い黄色のこと。

浅緋色(あさあけいろ)は茜で薄く染めた緋色のこと。わずかに黄みの赤色です。

 

樺茶色(かばちゃいろ)は、樺色(かばいろ)を帯びた茶色のこと。
染め色としては区別されていて、江戸時代前期から使われる色名だそうです。

 


キレイに織るためには、たて糸の準備が大切とされています。
難しく感じるたて糸張りも動画でわかりやすく解説していますので
お部屋のあたたかい場所で少しずつ動画を観ながら、
織りすすめていただけたら。

急がず、あわてず。少し模様の出方が変わっても、それも思い出。
味わい深い作品になります。

 

作家プロフィール:ichi.co
2006年から刺繍を施した布小物作家の活動を経て、現在は織物作家に。
スコットランドチェックに魅せられ上質なスコットランドウールや、
カシミヤを使い心を込めてワンランクアップするような手織りを制作。
2019年5月、アトリエ兼教室「ichi.co works」を開設し、
多種多様な織機を駆使し、オリジナルキットでの教室を展開。
著者本に「木枠の織り機で手織りこもの」(誠文堂新光社)がある。
[ HP ] https://www.ichico.work/ 

 

手づくりには正解はありません。
皆様のお好きな時間にお好きなあたたかな飲み物と一緒に。
初冬の陽だまりのなかで、手織りの時間をどうかお楽しみください。

 

 

 


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