お盆休み、皆さまゆっくりとお過ごしでしたか?
夏祭り、久しぶりに浴衣に袖を通された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お祭り、お盆の法事など、和の文化に触れる夏でもありますね。
今週のCRAFTINGマガジンは日本の伝統工芸に触れることのできる
貴重なレッスンをご紹介します。
讃岐かがり手まりは平安時代、貴族の遊具として誕生したといわれています。
木綿の生産が盛んになったことで江戸時代に庶民の玩具として
日本各地で作られるようになりました。江戸時代に讃岐国と呼ばれていた
四国の北東部、瀬戸内海に面した香川県でも、その頃に「讃岐かがり手まり」
が生まれました。当時は「讃岐三白(木綿・塩・砂糖)」で名を馳せ、
その三白のひとつだった木綿で紡いだ糸を使い、草木で染めてかがる
手まりが、讃岐地方に伝わる昔ながらの郷土玩具「讃岐かがり手まり」です。
手まりの芯はもみ殻で作り、草木で染色した綿の糸で模様をかがる
可憐な花や幾何学模様の色合いがやさしい讃岐かがり手まりは、
今もなお大切に受け継がれています。
(8等分組み合わせ地割り)、松葉模様とスプレーマム模様のかがり方を
学ぶことができます。
日常の心和むひと時を与える
竹細工レッスン
竹の美しさと温もりを感じながら作る、勢司恵美さんの竹細工のレッスン。
竹材として多く使われているマダケは、竹の中でももっとも優れた弾力性や
耐久性、加工性を持ち、さらに光沢のあるのも魅力のひとつです。
そのマダケを使って、網代編みと六つ目編みの伝統的な編み方で
コースターとかごを作ります。
昔ながらの伝統を受け継ぎ、後世に残したいという思いで竹細工をされている
勢司さんから、きれいに仕上げるコツや編み方を動画で学ぶことができます。
越膳夕香さんの著書『がまぐちの型紙の本』で紹介している
デザインをアレンジし、和服地の伊勢木綿や久留米絣の表布に合わせて
新たに型紙を作り、製作したがまぐち各4講座のご紹介です。
良質な素材をお楽しみください。
戦後になると化学繊維の発展や服飾文化が変化したことで需要が減り、
令和の今、伊勢木綿を生産する工場は臼井織布さんただ一社となっています。
大変貴重な伊勢木綿は、三重県の伝統工芸品としても認定されています。
また久留米絣は、愛媛県の「伊予絣」、広島県の「備後絣」とともに
日本三大絣のひとつとして知られ、江戸時代より200年以上にも
わたる伝統があります。
久留米絣は、その歴史的・芸術的価値が高く評価され、
1957年には国の重要無形文化財に指定されます。
今も暮らしの中に幅広く溶け込む久留米絣は、
日本を代表する織物として、多くの人々に親しまれています。
※竹べらのプレゼントは好評につき、終了いたしました。
CRAFTINGで日本の文化に触れるレッスン、是非お試しください。