刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー<special企画>【5月編】 近藤実可子 さん

刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー<special企画>【5月編】 近藤実可子 さん

<special企画>刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー2022.01.13

【5月編】 近藤実可子さん

10月21日に発売の「刺しゅうカレンダー2022」リリースを記念して
1月から12月までの刺しゅうカレンダー制作にかかわってくださった
12人の刺しゅう作家さんにインタビューさせていただきました。

前編では、1月から6月までご担当いただいた作家さんからの
メッセージをお預かりしています。

5月は、近藤実可子さんに制作していただきました。

刺しゅう作家になられたきっかけを教えてください。

テキスタイルの織専攻な学生でした。

卒業後、織り機を所有することは私にとってむずかしく、
でも自分の表現をつくり続けたいと感じていて、
布と糸と針、おうちで自然と刺しゅうに行きつきました。

そしてどっぷりとはまることとなります。

以前はちょっと変わった作る系のお仕事に就きながら、
たまにの企画展や個展を重ね、小物も販売するようになり、
そんな中、地元紙のコラム連載の挿絵に刺しゅうイラストを、というお話しをいただきました。

ちょうど「ちゃんとやってみようかな」というところだったので、それもきっかけとなり
前職も辞めて6年くらいで、今に至ります。

(コラムの挿絵連載はその後4年間お世話になりました。)

作品づくりで大切にされていることをお伺いさせてください。

よく見て、気になる箇所を残さないようにすることです。

色選びも慎重に、でもその時の赴くままに。

何より刺しゅうの時間に、いつでも
自分自身がたのしいと感じながら縫っていたいですね。

お気に入りの刺しゅう道具、手芸道具があれば教えてください。

京都のみすや忠兵衛さんの、本みすや針を愛用しています。

針先が細く強く、針穴も小さいので生地に響きにくく
細かな刺しゅうにとても向いています。

はじめましての時は、すっと刺さる感覚に感動しました。

お知り合いのポジャギの先生に教えてもらったのでした。

3本どり、4本どりの際にはクロバーの
フランス刺しゅう針を使用しています。

今回の刺しゅうカレンダー作品に込めた思いをお聞かせください。

5月はなんとなく爽やかな新緑のイメージがしたので
すっとするような色選びを意識しました。

植物も動物もいっそう元気が増す時季なのかな、と思い
外に伸びて広がったり、飛んでいたり跳ねていたりとたわむれています。

見ていてときめく5月となれれば何よりです。

最後に、受講生の皆様にメッセージをお願いします。

さまざまなステッチを使用していて、楽しいかもしれません。

どのステッチが一番好きですか?
私はサテンステッチです。
綺麗にできると嬉しいですよね。

兎にも角にも楽しんで仕上げていただけたら嬉しいです。

気に入っていただけますように。

<特集ページ> 刺しゅうカレンダー2022

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