ハンドメイドのオンラインレッスンCRAFTINGではハンドメイド初心者さんを応援しています。
今までやってみたことがないクラフトにも安心してお試しいただけるよう
各クラフトの基本をご案内して参ります。第一回は刺しゅうの基本です。
刺しゅうのやり方が知りたいという方向けに刺しゅうの成り立ち、
初心者さん必見!刺しゅうの種類、ステッチの種類をご紹介します。
刺繍に必要な道具と材料
・25番刺しゅう糸
・糸切りばさみ
・布切りばさみ
・針
・しつけ糸
・トレーサー
・まち針
・トレーシングペーパー
・セロファン
・手芸用複写紙(チャコペーパー)
初めての刺繍におすすめの布と糸
・刺しゅう用布地
刺しゅうは、手近な布ならだいたいどんな布でも利用できますが、麻や綿の平織り布が刺しやすく取り扱いが簡単です。
作る作品の用途、刺しゅうの種類などで適した布を選ぶことが大切です。
そして作品のとりかかる前に試し刺しをしましょう。
・刺しゅう糸
刺しゅう用の糸はいろいろな種類があるので、デザイン、用途、布地の適正、図案によっても適した糸を選びましょう。
多く使われるのは、25番刺しゅう糸と5番刺しゅう糸です。
刺繍を始める際の手順とは ※追記
図案を布に移す
1.図案の上にトレーシングペーパーを重ねて、鉛筆で丁寧に写します。
2.布(刺しゅうする面を上側に)の上に1で写した図案をのせ、端をまち針でとめます。間に手芸用複写紙(色のつく面を下側に)をはさみます。
3.直接なぞると図案が破れてしまうことがあるので、一番上にセロファンをのせて図案の線をトレーナーでなぞります。
刺しゅう枠に布を張る
図案を布に写したら、次は刺し始めましょう。刺すときは布をピンと張る必要があります。
刺繍は糸を布に縫い込むため、きちんとハリを持たせないとシワがついたり縮んだりしてしまうからです。 刺しゅう枠はなくても刺せますが、枠を使うと布のつれを防いで刺しやすくなります。
初心者向け基本刺しゅうステッチの紹介
刺しゅうには様々な縫い方、「ステッチ」があります。基本のステッチを覚えれば、
初心者の方でもアイテムづくりにチャレンジできます。
ステッチを少しずつ習得できたら、図案も自分で考えられるようになり、
オリジナルのデザインの刺しゅうを刺すこともできますよ。
憧れの刺しゅうアイテムを手作りできるよう、基本の刺しゅうステッチを学びましょう。
ランニングステッチ
線刺しのステッチ。針を出して入れるの動作を繰り返して刺し進みます。
バックステッチ
線刺しのステッチです。ミシンの縫い目のように、同じ長さの針目がすき間なくつながったラインになります。刺し方は「返し縫い」と同じ要領です。
チェーンステッチ
鎖のような独特の縫い目が可愛く、様々な使い方をします。イニシャルや文字を表現したり、模様として使ったり、チェーンステッチで輪郭の中を塗りつぶす事もできます。
フレンチノットステッチ (2回巻き)
小さな結び目を作るステッチ。
糸の本数や太さ、針に糸を巻きつける回数で結び目の大きさが変わります。
ゆるまないように糸をしっかり引くのがコツです。
アウトラインステッチ
直線もカーブもきれいに描くことができる、出番の多い線刺しのステッチです。きっちり並べるように刺せば面を埋めることもできます。
ストレートステッチ
縦に一本刺すだけのステッチ。向きや目の長さで様々な表現ができます。
サテンステッチ
ストレートステッチを平行に並べて刺して面を埋めます。ロング&ショートステッチと違って図案の端から端まで糸が渡るので、小さめの図案向きです。
レイジーデイジーステッチ
花びらのようなかわいいステッチ。いくつかを丸く並べて刺して花にしたり、小さな葉を表したりするのによく使われます。
ロング&ショートステッチ
縦に2本刺しただけのストレートステッチ。
張り目の長さ、向き、並べ方でさまざまな模様を指すことができます。ステッチを刺す長さが長すぎると糸が引っ掛かりやすいので、それ以下で刺してみましょう。
初心者におすすめの刺繍図案
基本ステッチを理解したら、ワンポイント刺しゅうを実際に刺してみましょう。
初心者でも簡単にできるものご紹介します。
簡単なフラワーデザイン
かわいい花がたくさん並んだ、ポーチの刺しゅうキット。かわいい花の刺しゅうが、シンプルなポーチを華やかにします。図案は刺しゅう布に転写されているので、初心者の方にもおすすめです。
基本的なステッチが混ざりあっているので練習にもぴったりです。
動物モチーフのデザイン
動物モチーフは刺していて楽しいですし、さらに愛着が増します。
ハッピーなどうぶつたちを刺しゅうして、ワッペンに仕立てます。
刺しゅうワッペンをお洋服やバッグに付けたり、お手持ちの小物に直接ワンポイント刺しゅうするのもおすすめです。
サタケシュンスケさんの刺しゅうワッペン「サーカス」(きりん・アシカ・らいおん)
アルファベットと文字の刺繍
アルファベットに変身したどうぶつたちのサンプラーが作れるキットです。
同じステッチを繰り返し刺して練習も出来て、マスターできればサンプラーとしてお部屋に飾るのはもちろん、お手持ちの小物に直接ワンポイント刺しゅうするのもおすすめです。
CRAFTING | キット(材料セットのみ)の一覧|CRAFTING
刺繍の始め方とコツ
「刺繍を始めたけど、完成してもなんとなく綺麗に見えない」ことに
悩んでいる初心者さんに向けて、ちょっとした刺しゅうのコツをご紹介します。
刺繍枠を正しい取り付ける
▼こちらの記事で詳しくご紹介しています。
刺しゅう初心者必見!刺しゅうの基本手順や失敗しないためのコツを解説
はじめと終わりの糸端の始末
最も一般的な裏側の針目にくぐらせる方法と、結び玉の作り方を説明します。
1.刺し始めの糸端は裏側に10cmくらい残しておき、テープで貼っておくとよいでしょう。
2.刺し終わった針は布の裏側へ出し、裏側に渡っている糸をすくってくぐらせます。
3.たるまないように糸を引きカットします。始めの糸端も針に通して同様に始末します。
完成した刺しゅうのきれいな仕上げ方
刺繍作品が完成したら、アイロンをかけることがおすすめです。
アイロン仕上げをすることによって作品が一段と美しくなります。
刺しゅうは立体的なものなので糸を痛めないようにアイロンをかけなければなりません。
アイロンの湿度は布地に合わせて調節したり、霧吹きでい水スプレーしてもよいでしょう。
1.アイロン台の上にバスタオルを置ききれいな布をかぶせます。
2.刺しゅう布を裏にまんべんなく霧吹きをし、アイロンをかけます。このとき、バスタオルなどをして刺繍を保護しましょう。
刺しゅうのぬい縮みを伸ばす程度に手で引っ張りながらかけます。布目に気をつけて斜めに引っ張りすぎないように注意してください。
3.仕上げに刺しゅう部分から外側に向かってかけます。
刺繍キットの活用する
材料も全て揃っている刺しゅうキットは、ちょっとした隙間時間にコツコツ進められるので、趣味やお家時間にもぴったりです。
いざ始めるとなると、何からどう始めたらいいのか準備など分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめなのが、刺繍キットです。
刺繍キットには、使用する布や図案、刺繍糸などの材料が含まれているので、「どのような刺繍糸を選べばよいか分からない」「自分でデザインを考えるのが難しい」という方にも安心です。
CRAFTINGでは初心者おすすめの刺繍キットをたくさんご用意しています。
CRAFTINGキットのご紹介
サタケシュンスケさんの刺しゅうワッペン「パレード」
デフォルメしたどうぶつや人物の絵を描くのが得意なサタケシュンスケさんのイラストが、
刺しゅうのキットになって登場です!とっても楽しくてハッピーなどうぶつたちを刺しゅうして、ワッペンに仕立てます。
https://crafting.jp/products/cf9764
くまのがっこう ジャッキーの刺し子こもの 3種のコースター
ちくちく刺すだけで簡単!
くまのがっこうの主人公「ジャッキー」が刺し子のキットになりました。
生地にはあらかじめ図案が印刷してあり、図案に沿ってちくちく刺すだけ!
図案とともに生地のカット線と縫い代もプリントされています。
https://crafting.jp/products/cf810503
I’m Doraemon 和の伝統柄の刺し子小ものキット 網代(ランチョンマット)
ドラえもんとドラミちゃんと日本の伝統模様「網代」が楽しめる刺し子キットです。同じポーズをしたドラえもんとドラミちゃんを組み合わせました。生地にはあらかじめ図案を印刷してあるので、届いたらすぐに作り始められるのが魅力。オリジナルデザインのタグも入った特別なキットです。
https://crafting.jp/products/cf810210
上達するための練習方法
刺しゅうをどんどん上達させるの練習方法をご紹介します。
基本の刺しゅうの刺し方を何度も練習する
刺しゅうの基本の刺し方を何度も練習することで、最初に刺繍を始めたころより、かなり上手になっていると思います。
お気に入りの作家さんの本を見ながら練習することでマンネリせず練習できるのでおすすめです。
いろんなタイプのステッチの刺しゅうを刺す
まんべんなく色んな種類のステッチを学びぶと、疑問になった点をその都度、解決していくようにすると、知らないうちにマスターできるようになってきます。
SNSを上手に使って発信してみる
作った作品をSNSにあげて色んな人に見てもらうとなると、もっとうまくなりたいと思うようになったり、
作品を使って売ってみたいと思うようになったりしますよね。
この気持ちも刺しゅうを上達させる方法の1つだと思います。