作家インタビュー vol.122021.04.15
刺しゅう作家 maki maki 菅野絵里香さん
CRAFTINGをご覧いただいている皆様、こんにちは。
今週は、CRAFTINGで「リボンと刺しゅう糸で繊細に描く花刺繍」の
レッスンをデザインしてくださったmaki maki 菅野絵里香さん、最後のインタビューです。
刺しゅうアイテムの収納に関するこだわりから、
今回はお伺いします。
「仕事終わりにどこか1つでも片付ける」を習慣に
「収納ボックスは半透明で
部屋に圧迫感の無いデザインで統一しています。
引き出し毎に赤系、青系など色別して、
刺しゅう糸はそれぞれチャック付きの袋に収納しています。
半端の糸も無くさずに済むので、
昔からずっとこの収納方法です。
リボン刺繍は浅めの引き出しに。
こちらは在庫用と使用中の物とで
ざっくり分け、収納しています。
他の引き出しには文具や、布のハギレなどが入ってます」
刺しゅうアイテムを心地よく整理されている
maki makiさんですが、収納で心掛けていることもお伺いしました。
「収納や片付けは得意では無いのですが、
昔、本で読んだ『仕事終わりにどこか1つでも片付ける』を
習慣づけるようにしています」
▲刺しゅう糸などよく使う資材の収納棚。壁には大好きな島の思い出を飾って
▲取り出しやすいように引き出し毎に、刺しゅう糸が色別されている
▲透明の袋に小分けして、大切に整理されている刺しゅう糸たち
CRAFTINGですてきな作品レッスンをご紹介いただきました。
どのような方に身に着けていただきたいとイメージされていらっしゃったのでしょうか?
好きな物を作る楽しみ、普段の暮らしに“ワクワク”を
「落ち着いた色味なので、季節問わず使ってもらえるような
デザインにしたので、幅広く多くの女性に身に着けて頂きたいです。
そして、コロナ禍で気分が落ち込みがちではありますが、
好きな物を作る楽しみ、普段の暮らしに“ワクワク”を
是非このキットで体験していただけたら。
普段ブローチなどを付けない方には、
鞄の中の収納やアクセサリーや
貴重品などの収納に一つは持っていたい
便利な小さな巾着やポーチがお勧めです」
▲可憐でアンティークな色合いのリボン刺しゅうが施されたバレッタ
最後に、今回のレッスンを受講される方へのメッセージをお願いしました。
このリボン刺繍キットが小さな踏み台になりますように
「レッスンを受講して頂き本当に有難うございます。
リボン刺繍は通常の刺しゅうに比べるとまだまだ知られておらず、
手芸屋さんにも材料が置いていない所が本当に多いです。
なので、刺しゅうより気軽に始められるかと言うと
正直そうではなく、小さな踏み台がいる感じでしょうか。
このリボン刺繍キットが、その手助けになりますように。
初心者の方は資材を集めるだけでも苦労だと思いますが、
面倒なく全てセットになっていて、すぐに始められるのが魅力のひとつです。
何を始めるにもはじめの一歩ってとても重いし、勇気もいりますが
このキットでそんな方の背中を少し、ポンと軽く押せたらという
願いを込めて作らせて頂きました。
是非この機会にリボン刺繍を楽しみ、“ワクワク”を体感してみて下さい」
▲「リボンと刺しゅう糸で繊細に描く花刺繍」レッスン作品
▲制作に必要な材料と刺しゅう針、リボン刺しゅう針、手芸用複写紙、図案印刷済みトレーシングペーパーなどの用具がセットされている
◆作家プロフィール maki maki 菅野絵里香さん
大阪芸術大学を卒業後、2014年から刺繍制作をはじめる。
刺しゅう糸1本どりや2本どりの繊細なラインで描き
リボン刺しゅうを組み合わせて甘すぎない華やかさを
アクセントにした花や植物、動物たちの刺繍小物に定評がある。
各地の企画展に出展販売を行う傍ら、個展も開催。
『#今身につけたいハンドメイドアクセサリー150』
(小社刊)に作品を掲載。
写真:maki maki 菅野絵里香さん