<special企画>刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー2021.10.21
【8月編】 FABBRICA さん
10月21日に発売の「刺しゅうカレンダー2022」リリースを記念して
1月から12月までの刺しゅうカレンダー制作にかかわってくださった
12人の刺しゅう作家さんにインタビューさせていただきました。
後編では、7月から12月までご担当いただいた作家さんからの
メッセージをお預かりしています。
8月は、FABBRICAさんに制作していただきました。
刺しゅう作家になられたきっかけを教えてください。
幼い頃から手芸や裁縫全般は常に身近にありましたが、
特に刺しゅうに魅了されたきっかけは出産です。
子供が寝ている間、家事の間、
刺しゅうは隙間時間に少しずつ進められますので。
後に刺しゅう作品のネット販売を始めたのをきっかけに
刺しゅう作家 FABBRICAと名乗るようになりました。
作品づくりで大切にされていることをお伺いさせてください。
使ってくださる方を想い浮かべて、
とにかく丁寧に、誠実に、と言うのを心がけて作っています。
私の刺しゅうは親しみやすい、日常の生活に馴染むものだと思っています。
豪華! すごい! というものではないかもしれないけど、
手にしてくださった方の気分が良くなるような
朗らかな笑顔が引き出せるような作品づくりを目指しています。
お気に入りの刺しゅう道具、手芸道具があれば教えてください。
・京都みすや針のフランス刺しゅう針
針先が大変鋭く、帆布などに刺しゅうする際も
布通りが良いので気に入っています。
・裁縫箱(本当はお弁当箱)
楕円のまげわっぱ。
毎日使う道具入れに、蓋に糸くずを入れたり、とても便利。
開けるとふわっと木の香りに癒やされます。
今回の刺しゅうカレンダー作品に込めた思いをお聞かせください。
8月担当、ペンギンをあしらったデザインをぜひ! というご依頼でしたので、
「夏の思い出」をテーマに海で楽しむペンギンの子どもと
それぞれワンポイント刺しゅうとしても使っていただけるような
モチーフをアルバム写真のように額縁に入れました。
最後に、受講生の皆様にメッセージをお願いします。
図案がそれぞれ独立しているので、
今日はここ! 来週末はここ! というふうにのんびり進めていただけたら嬉しいです。
難しいステッチは使っていないので、初心者の方でも挑戦しやすい図案です。
ぜひ楽しんで刺しゅうしてください。