<special企画>刺しゅうカレンダー2022発売記念 作家インタビュー2021.10.07
【1月編】 マルチナチャッコさん
10月21日に発売の「刺しゅうカレンダー2022」リリースを記念して
1月から12月までの刺しゅうカレンダー制作にかかわってくださった
12人の刺しゅう作家さんにインタビューさせていただきました。
前編では、1月から6月までご担当いただいた作家さんからの
メッセージをお預かりしています。
1月は、マルチナチャッコさんに制作していただきました。
刺しゅう作家になられたきっかけを教えてください。
病院での診察待ち時間に売店で手に取った本が、ステッチイデーでした。
開いた瞬間、それまで抱いていた刺しゅうのイメージが吹き飛び、
素敵だったり愛らしかったり、刺す人によって様々な表情が
糸で表現されていることに感動し、ワクワクしたのを覚えています。
作品づくりで大切にされていることをお伺いさせてください。
細かい図案などは時間が掛かるものなので、ひと針を丁寧に刺し、
手間を掛ける時間を楽しむようにしています。
仕上がった後に「終わってしまってなんだか寂しい」と思えるような
作品作りを心掛けています。
お気に入りの刺しゅう道具、手芸道具があれば教えてください。
様々な刺しゅう枠がありますが、木製の刺しゅう枠の温かい質感が
制作のモチベーションを上げてくれるので好きです。
今回の刺しゅうカレンダー作品に込めた思いをお聞かせください。
大空を自由に飛ぶ鳥が、色鮮やかな花を詰めて小窓に訪れてくれたら
きっと幸せな気持ちになるだろうなという思いを込めました。
最後に、受講生の皆様にメッセージをお願いします。
手刺しゅうで描く線は、少し歪んでいるくらいが愛着が湧き
魅力的だと思います。
仕上がったカレンダーを飾り毎日眺める楽しみを想像しながら、
刺しゅうを楽しんでいただきたいです。